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【バイク用キャンプ用品】 ツーリング用軽量テント 軽いクッカー 軽いシュラフ 軽いマット 軽いバーナー

不思議なお話:長野県:御座松キャンプ場

長い話になると思います。
思い出しながら書くのでうまくまとまらないかも。

以前、信州の御座松キャンプ場に泊まったときの話。
昼過ぎの14時頃、ちょっと早目に現地入り。

このキャンプ場、きれいに整備されており、川沿い、焚き火OKという絶好のロケーションにも関わらず、森の奥深くで場所が分かりにくいためか、夏シーズン以外は大抵自分一人か、地元のファミリーが居るくらいの穴場キャンプ場。

その日も土曜にも関わらず自分だけ。
不思議なお話:長野県:御座松キャンプ場

とりあえずテントを張って、荷物を軽くしてから周辺のツーリングに出かけることに。

近くの温泉に入って、町のスーパーで夕食の食材、お酒を買って夕暮れの18時頃にキャンプ場へ戻ると、少し離れたところにテントが。

焚き火を起こして、食事の準備をしているとセローに乗った隣のテントの主が戻ってきた。

お互い軽く会釈をして、それぞれ食事をしていると、20代後半くらいのその彼がこちらにやって来て、「ここ、よく利用されるんですか?」と。

彼もよく利用するらしいが、他のライダーと一緒になるのは珍しいらしく2人で一緒にお酒を飲みながら、雑談タイムに。

実は以前、2年ほど前にこのキャンプ場で同じようにライダー同士で一緒になったことを思い出し、それも珍しい女性だったこともあり、彼にその話をしてみた。

すると彼も、去年の秋にここで女性ライダーと一緒になったと。

あまりの偶然に、最初は彼も話をあわせてるのかと思ったが、ごく自然に話す口ぶりから、そういう訳ではなさそう。

その時に会った彼女について。

自分がその彼女とこのキャンプ場で会ったのは紅葉が綺麗で、キャンプシーズンもそろそろ終わりの10月中旬頃。

その日も誰もいないキャンプ場でお酒を飲んで、まだ眠くはなかったけど、することも無いので、そろそろ寝ようかと思っていたら、遠くからアメリカン系バイクの排気音が聞こえてきて1台のバイクが入ってきた。
時間は20時くらいだったと思う。

自分に気を使ってか、ライトを点けず極力エンジンを吹かさない感じで音からして、自分とは反対側の奥のほうに入っていった。

真っ暗闇に排気音だけ…、正直不気味な感じはしたけど、排気音も下品な感じじゃなく、威圧感は感じなかったので、多分キャンプ場を探し回って、たどり着いたツーリングライダーだろうという感じがした。

しばらく焚き火にあたりながら、お酒を飲み、おつまみを食べていると、暗闇の中、枯れ草を踏む足音がこちらに向かってくる…

10mくらい離れた場所から、「こんばんは」と若い女性の声。
ライトも点けずに近づいて来るので、正直警戒していたが、女性であることにちょっと驚くとともに、それまでの緊張感が一気に安心感に。

20代前~中くらいの彼女は、可愛いタイプではないが切れ長の目で端正な感じの顔立ち。ロングヘアを後ろでまとめてキャップをかぶり、いかにもアメリカン系のバイク乗り的な格好。

ただ、晩秋の信州でかなり冷えるというのにTシャツにジーンズ姿と夏のような服装。

いつもはあまり人の居ないこのキャンプ場は利用しないらしいのだが、その日は、日が暮れてしまい、仕方なく寄ったとか。
先客に同じバイク乗りがいて安心したらしい。

焚き火にあたりながら、今日のルートや、明日のルートの話をしていると彼女は日本一周中で、この後北海道に渡るとか。
口数は少なく淡々と話すが、芯の強さを感じさせる話し方が印象的だった。

彼女はお酒もおつまみも食べず、ただ話すだけだったが、1時間ほど話して、そろそろ寝ますということで、暗闇の中テントのほうに戻っていった。

自分も眠くなり、テントに入るとすぐに熟睡。
時間は22~23時くらいだったのかな?

夜明け前、5時頃に尿意をもよおして目が覚める。
外は薄っすらと明るくなってきていたので、彼女がどの辺にテントを張ったのか気になり、キャンプ場奥のほうのトイレに向かう。

まだ寝ているだろうと思い、極力静かに歩いてトイレに向かったが、どこにもテントもバイクも見当たらない…

キャンプ場に自分ひとりだけだと知ったとき、昨晩のことが夢だったのか?と思う不思議な気持ちと、なんだか取り残された寂しい気持ちが入り混じった複雑な気持ちだった。

そんな2年前の不思議な話を彼にすると、彼が去年あった女性ライダーも夜中にキャンプ場に現れ、全国ツーリング中、秋にも関わらずTシャツ姿と容姿もほぼ同じ、そして朝起きたら誰も居なかったというシチュエーションも。

自分も彼も爆睡していたので、夜中に出発したことも考えられるがなぜ?
フェリーの乗船時刻の都合?

考えてみれば、不思議なことがいろいろと。

暑がりの自分でもかなり寒かった晩秋になぜTシャツ?
秋なのに北海道へ?ていうか、10月中旬の北海道って冬では?
明かりの無い月明かりだけのキャンプ場は岩や枯れ枝が散乱していて無灯火で走れるほど整地されていない…等など

ひょっとしたら今晩も現れるかもね。
なんて冗談を言いながら、2人とも一致したのは、おそらくあれは幽霊ではないだろうという結論。
焚き火明かりとはいえ、姿、声がはっきりしてたことや、幽霊はバイクには乗らないだろうという理由から。

もう一度彼女に会えたら、真相を聞いてみたいと思う不思議な出来事でした。
















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